2004-01-01から1年間の記事一覧

だましだましに生きても一生(河本恵津子)

法政大学の学生会館がとうとう閉鎖されることに決まったようだ。http://homepage3.nifty.com/hosei_gakkan/index.html これは、学生側の公式(?)関連ページ。http://www.sound.jp/arion_chor/diary040429.html 合唱サークルのサイトにはこんな文章も。とも…

自分よりも強い敵に真っ向勝負を挑む意志の力が

http://wasedatanka.at.infoseek.co.jp/33/33interview.htmlを(斜めぎみに)読んだ。(読み返すことだろう)。私は何故穂村弘の作品を読むことに限られた人生の時間とお金を捧げていたのだろうかと考えることしばし。

手塚夏子妊娠記念公演

http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/message/320 に投稿した公演、夜の部を見に行った。『出産衝動』は、おなかにスクリーンを装着して映像を映すパフォーマンス。スクリーンには紙が仕込まれていて、(パフォーマー本人の)右から左へ手で引っ張っ…

ともすれば 訳のわからぬ むかっ腹 

書いてない事が溜まってますが、とりあえず記憶に新しいところから。

昨日は、新宿の紀伊国屋書店(元々の方)で、エドワード・ゴーリーの絵本(?)を立ち読みしたり、『華々しき鼻血』を購入したりした。ゴーリーの邦訳を探していて、ほむらひろしの翻訳した絵本を見かけ、立ち読みしてみた。思えば今年の一月である。私は毎…

ハリー・ポッターの登場人物人種比率を左右している文化的政治的な背景を考える

同居人が地上波での初上映を楽しみにしていたので録画しておいたハリー・ポッターの映画一作目を一緒に見た。なんだかダイジェスト版みたいな感じで、これだったら連続TVシリーズとして制作した方が良い気もしたけど、市場の現実がそれを許さないのだろう。…

ドイツの演劇教育について(6/18)

http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/message/310 に書いたとおり http://www.goethe.de/os/tok/KULTUR/2004/v0306j.htm#4 の企画をドイツ文化センターに見に行った。主人公四人の青春群像がメインの映画であって、ドイツの演劇学校でどんな教育がな…

6/17オガワ由香

http://d.hatena.ne.jp/queequeg/20040617#p2 にも言及されているように、オガワ由香『意志の螺旋(7) 火の輪郭』を見た。会場は主催者側のチラシでもわかりにくいところなのだった。というのも、スタジオとは言っても普通の家屋の中にある個人的なスタジ…

不眠と惰眠の間で

この一週間ばかりに見たものについて書いておこう。

おとなりさん

おとなり日記ということで見てみたら、俳句の英訳の話があった。http://d.hatena.ne.jp/sosna/20040617#p4 たしかに、韻もちゃんと踏んでいて名訳な雰囲気。JRの東北キャンペーン中吊り広告に載っている芭蕉の英訳には、今ひとつぴんと来ないものを感じてい…

一日の奇妙

中央線、乗り間違えた中央特快で三鷹まで運ばれて、折り返し戻ることに。線路をまたぐための階段を上る途中斜め後ろで話し始めた白人の若者が携帯電話で話す英語が「荻窪を乗り過ごしてしまったので待っていてくれ」と聞こえる。同じように乗り過ごした異人…

またボナールを見ることができた

金曜日には、損保ジャパンビルの美術館にボナール展を見に行ってきた。ボナールは、好きな画家なのだ。 たしかにゴッホやセザンヌよりも格は下だろうとは思うのだけれど、紫がかった色調が背景に混ざってくる様子などに、独特の質感があって、謎めいている。…

フランスのサイレント映画と活弁

澤登翠の活弁つきで、V・ジャッセの『ジゴマ』とフイヤードの『ファントマ』をみる。 ジゴマというのは、日本でも禁止令が出るほどブームになった作品らしく、犯罪者と探偵が追いつ追われつするたわいない娯楽映画と言っても良いもの。「ルパン三世」の原型…

  爽やかな初夏の日々のような   

今日は、離婚届に署名した。・・・といっても「証人」としてだけど。何の因果か、会った事も無い夫婦の離婚なのだが。こんなことは一生にそう何度もあることはあるまいと思いつつ。一週間を振り返ってみる。先の日曜日、帰宅すると、なぜだか無性にゲームが…

朗読千夜一夜の第八夜

水上アートバスを片道見た後、out-loungehttp://www.tcn-catv.ne.jp/~aka/ での朗読イベントに行ってきた。朗読千夜一夜の第八夜。歌人の田中槐と、方法主義者http://aloalo.co.jp/nakazawa/method/index_j.htmlが競演するというので興味をひかれたのだった…

水上アートバス

http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/message/290 に告知した企画を見てきた。水上バスに乗るのははじめて。 15分ばかり早くつくと、すでに切符売り場に列ができている。ちらほらと海外からの観光客もみる。 乗船を待つデッキで、なぜかピンクフロイ…

近文研公演「龍潭譚(りゅうたんだん)」

近文研の公演、招待いただいたので月曜日に見てきた。その話を書いてから出かけようと思う。近文研のサイト。 http://homepage2.nifty.com/robingoodfellow/ 泉鏡花のテクストを元に自由に構成した舞台。 テクストを読まずに見たこともあり、テクスト自体の…

フォークのコアな部分

それから、高田渡のことが気になって(映画の話題も聞いたりしてね)NHK教育の番組http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2004/0515.htmlを録画してたのを今日見てみた。フォークっていっても、いろいろ軋轢もありつつの歴史だったのだな。と、勉強になってし…

教育テレビのUAの仕事を見逃していたのは損だった

日曜日には、教育テレビの番組で歌のおねえさん、をしているUAの「クリップ」が一挙に流されているのを、たまたまアルバイト中に見た。そういうことをしているのを知ってはいて、ふーんと思ってチラッと見てみたことはあったけど、今回改めてまとめてしっか…

歴史と様式の話につなげたいけど・・・

インターFMの番組を帰りしなに聴いていたら、スムーズながらも微妙にテンションも高くって、ウッドベースにエレピが絡むって言う結構好みの音作りをしている曲がかかっていた。70年代っぽいけど、もっと洗練されてるから最近の録音かもなあ、と思い、気にな…

スポーツ中継のスローモーション

バイト中の休み時間にバレーボールの中継を見ていた(自分ひとりならスポーツ中継なんてほとんど見ない)。 なんだか、昔に比べてライブ中継の映像的演出が非常に洗練されているように思うのだけど気のせいだろうか。ボールを追うカメラワークとか、単に球の…

欝でした

時間がなかったり、時間はあっても、書く気がしなかったりというこの頃でした。

ジャンヌ・バリバールの朗読会

昨日はジャンヌ・バリバールの朗読会を見に行った。 http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/conference_j.html 日本語とフランス語を平行して、二人の女優が立ったまま身振りも交えて、活人画を描写した風なテクストを読み上げてゆくパフォーマンス。日本語とフ…

アライブフロムパレスチナ

の感想を見つけた。これも、シアターカオス、がらみだけど。 http://www.saturn.dti.ne.jp/~ebi-ken/ebisu16.html#ando16

時々自動のLightology-2

を昨日見に行った。ライトロジーの初演のチラシには、僕が某美術雑誌に書いた文章が推薦コメントとして掲載されていたのだけれど、初演を見て、不正確な文章だったな、と痛感させられたのだった。http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/message/288そ…

2002年『群像』12月号の穂村弘

「うたと人間」とタイトルがつけられた対談での穂村弘の発言で私の目に止まったのは、まず、現代の人間と、「昔の」人間の違いに穂村弘がこだわっているところ。与謝野晶子や斉藤茂吉の「夢の総量、絶望の大きさ、希望の強さ、欲望の強さ」「そこにあるカオ…

「うたと人間」を見つけた理由

坪内祐三が『群像』に書いていた「『別れる理由』が気になって」の第一回をたまたま去年読んだら面白くて、ちょっと気になっていた。それで、ちょっと時間に余裕ができた先月の中ごろ、大学の図書館の地下にある閉架書庫にもぐりこんで連載を追いかけてみた…

演劇集団風の『肝っ玉おっ母とその子供たち』

昨日、藤田省三追悼公演ということで、見に行った。 http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/message/286 に、そのあたりの事情を投稿していたのだけど、予想通りに、新劇の様式のなかに収まってしまっている舞台だった。ブッシュとか、ジハードとかと…

黒沢美香の「jazzzz-dance」

「シアター・バビロンの流れのほとりにて」http://www.h7.dion.ne.jp/~babylon/での反GW的な黒沢美香連続公演「金色に踊れる牛」の二日目を昨日見た。(1992年『偶然の果実』より)ということで、再演というか、リメイクというか、そういう公演だったようだ…

黒澤美香と踊る万城目純

昨日見た公演について、メモしておこうと思う。 赤紫がかったピンクの電灯が天井で光っていて、客席も舞台も均等に照らしている。開演のアナウンスがあっても、しばらくなにもおきない。ずいぶんたって(五分以上だろうか)客の注意も散漫になり始めたころ、…