2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

誰もいない土地 いない人―NO MAN'S LAND展と画廊男―

壊される予定の建物に展示を行う。 TAB イベント - 「No Man’s Land」展 それまで立ち入れなかった建物が展示スペースとして公開されるということで、気になってでかけてみたのは三条会を見に行く前にすこし時間があいていた日だったけれど、出かけてみると…

コンテンポラリーダンスの一つの時代(覚え書)

國吉和子さんの「舞踊とモダニズム」という副題をもつこの本は、「舞踏(Butoh)」をキャバレーやショーでのダンスも含めたモダニズム的な舞踊の流れの果てに歴史的に位置づけて文脈を示すという本なのだけど、最後に「コンテンポラリーダンス」という言葉に…

ダンスみたい新人8(J)(その寸評)

結局、3組を見て終わったダンスがみたい新人シリーズの8回目。私は元実行委員かつ元審査員なので通し券でご招待いただいてました、が。 では、最終Jグループの三組について、簡単にコメントしておきます。 http://www.geocities.jp/kagurara2000/s8.html シ…

『Dropping - by』で食べて遊んだ

PlayAwayへの出演が記憶に新しい河村美雪さんの作品『Dropping - by』を初日にみた。 サブタイトルは「触れられる以前に消える自由を持っている。」。 河村さんの作品を見るのははじめて。予約すると、「パーティに参加するつもりで気軽にすごしてください」…

三条会の『S高原から』(2)

三条会がこないだ上演した『S高原から』を初日に見たわけだった。 三条会の『S高原から』(1) - 白鳥のめがね 前回はパフォーマンスや演技の魅力に触れつつ語ってみたわけだけど、今回は演出のレベルでこの上演のよさについて考えてみたい。平田オリザの『S…

ダンスみたい新人8(E)(寸評)

die pratze 毎年恒例のダンスコンペ「新人シリーズ8」のEグループを見た。 http://www.geocities.jp/kagurara2000/s8.html 以下出演順に簡単にコメントする。 COLONCH 『the 8th day』 白いワンピースのダンサー1人と、茶色のワンピースのダンサー4人によ…

三条会の『S高原から』(1)

三条会の『S高原から』初日を見た。 ◎三条会『S高原から』 平田オリザ 作 関美能留 演出1月17日(日)14:00/19:00 1月18日(月)19:00 ◆会場:下北沢ザ・スズナリ◆出演:大川潤子、榊原毅、立崎真紀子、橋口久男、中村岳人、渡部友一郎、江戸川卍丸(劇団…

シンチカ展

オオタファインアーツに出かけてシンチカ展(無料)を見てきた。PV風のCGアニメの投影を中心に、モビールっぽく道路の反射板をぶらさげて、あとは音響と光だけで構成されたシンプルな空間だった。 ギャラリーでのインスタレーション的展示だけど、耳に心地よ…

ポストダンスと言ってみる−ダンスみたい新人8(A)―

ディープラッツが毎年やってる「ダンスがみたい!新人シリーズ」の8回目、Aグループに荒木志水さんが(名前が荒木志津に変わるそうだけど)出ていたので見てみようと思って出かけてみた。 荒木さんの上演は荒木さんならこれくらいのことはやるだろうなという…

テン年代とか言いたくないあなたへ+

60年代とか80年代って言葉には、それぞれ明確なイメージが与えられているので、自分が高校を卒業した1990年頃には、「これからいよいよ90年代を自分は目撃するんだな」とかと思ってひそかに興奮したことがあったけど、別に90年代と言ってひとまとめにできる…