2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東直子作子どもミュージカル「ハルニレの木の下で」

歌人の東直子(ひがしなおこ)さんが脚本を担当した船橋子どもミュージカル第六回公演「ハルニレの木の下で」を見てきた。地域の子どもたちが登場するミュージカルで子どもミュージカル。それで、対象年齢もお子様がメインターゲットなわけだ。地域を巻き込…

『薄荷色の朝に』の一首

村松由利子さんの歌集『薄荷色の朝に』を読み始めてみた。 冒頭の連作でなんだか魅了されてしまった一首を引いてみる。 風の変わる予感満つれば薄荷色のTシャツ一枚ベランダに干す 「満つれば」の「つ」がなんとも良い。ka音のテンポの良い連続のなかに満ち…

中野成樹(POOL-5)+フランケンズ『ラブコメ』を見た

中野成樹(POOL-5)+フランケンズ『ラブコメ』(原作/モリエール『女房学校』) 3/28(月)&3/29(火)19:30 出演=村上聡一 福田毅 野島真理 石橋志保 構成・演出=中野成樹 3/28(月)&3/29(火)19:30 出演=村上聡一 福田毅 野島真理 石橋志保 構…

わたし『渡辺のわたし』の批評会を見に行ったわたくし

斉藤斎藤第一歌集『渡辺のわたし』批評会に出かけてきた。今回の批評会でひとつ際立って明らかになったのは、「父とふたりぐらし」の、家族事情を語る連作が『渡辺のわたし』の受容を好意的なものとする上でかなり大きく作用したということでしょうか。小池…

『渡辺のわたし』の私と『デジタルビスケット』の僕

いよいよ明日『渡辺のわたし』批評会ということで、なんだか様々な緊張が池袋WGPを指向しながら各方面から高まっている気配を勝手に感じつつ、それなりに予習しておこうと、『渡辺のわたし』を読み返して・・・・ここで唐突に荻原裕幸さんの作品を思い出…

終着駅アメリカ

江口さん http://d.hatena.ne.jp/queequeg/20050327#p1大岡さん http://d.hatena.ne.jp/ooka/20050326位相の違う二つのレビューを対照させてみる。

ポスト*労苦の終わりを見た

『現代詩手帖』で岡田さんが書いていた文章でも、語りに付随する身体運動、というところに論点がおかれていて、語りを聞いている側の身体運動というポイントにはあまり焦点が当てられていなかった。今回の公演では、喋っていない演者の様々な動きにむしろ注…

ジュヌン−狂気

公演情報 http://tif.anj.or.jp/program/faml.phpえんげきのぺーじ http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/ の一行レビューにここでもおなじみのN・Bさんが、こう書き込んでいて 3/18- 3/20「ジュヌン−狂気」(ファミリアプロダクション)@パークタワーホール ★★ 0…

OM‐2 『作品No.3』

初日の公演を見る。 出演=佐々木敦、中井尋央、柴崎直子、丹生谷真由子、村岡尚子、他 構成・演出=真壁茂夫 舞台美術=池田包子 舞台監督=長堀博士 照明=内山洋子 音響=斎藤瑠美子 ミュラーのテクストを使うということで言えば、前作の方が良かったと思…

日付のつけ方の変更

これから、書いた日付を反映させるのではなく、言及される出来事の日付を反映させた書き方をしていこうと思います。