シンチカ展

オオタファインアーツに出かけてシンチカ展(無料)を見てきた。

PV風のCGアニメの投影を中心に、モビールっぽく道路の反射板をぶらさげて、あとは音響と光だけで構成されたシンプルな空間だった。
ギャラリーでのインスタレーション的展示だけど、耳に心地よいビートと軽快な感触の音楽にのってループするナラティブはファミコン全盛期を主要なモチーフにしながら、若いカップルの夜のドライブとちょっとした遭難というシチュエーションをプロットに、生と死の断面、戦後的風景の記憶と危機的な状況への恐れが入り混じって切迫するような、今という時代の負債と可能性のかたまりを濃縮して示したような、センチメンタルな装いの奥に冷め切った時代認識を感じさせるもので、4周くらいループする10分くらい(?)のビデオを見ていた。

〜2010年1月16日(土)
11:00−19:00
会場: オオタファインアーツ
東京都中央区勝どき2−8−19-4B
大江戸線 勝どき駅より徒歩2分
Tel. 03-6273-8611
<NEWS>

言葉によって、ジャンルの枠組みから「解き放たれる」道を開くためにどういう語り方ができるのか、ちょっと考えたいと思った。

※関連リンク
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