2008年に書いたこと

多くの人に読んでほしいと意識して書いた一年でしたが。もっと読んで!という気持ちでこの一年に私が書いた文章からいくつか。

ブレイクしないポタライブの何度も見た人に薦めたい見方
馴れ合ってばかりではつまらないし、内輪に外の世界の風を吹き込むのが創造性ってことだと思うよ。


死刑のこと - 白鳥のめがね
ダンコーガイに初めてトラックバックした。ちょっと緊張した。最初のワンセンテンスで読む気にさせる芸が必要なんでしょうけどね。いつも言い訳から書き始めてしまいます。


重みというなら単位であらわせ/法の砂漠で隣人であること
鵜飼さんによるカントの国際法論への注釈は自分にとっては国家について考える上で大事な指針です。

あらゆる土地所有は国家のそれをも含め、人類全体が公民状態に組織されるまでは暫定的なものにとどまる

粘り強く考えたいテーマ。


図書館の廃墟で響く声 PortB『荒地』 - 白鳥のめがね
公共性や歴史とか、芸術になにができるか、について。


『船、山にのぼる』と『船をつくるはなし』 - 白鳥のめがね
この映画が描いたアートプロジェクトはほんと奇跡的だと思うのです。エウテルペMLとも連動して、芸術と社会というテーマで話が広がったのが良い思い出。
http://groups.yahoo.co.jp/group/euterpe-ts/


与謝蕪村の夜色楼台図 - 白鳥のめがね
実は、蕪村で検索して見に来てくださる方が多いです。蕪村人気根強いな。蕪村の話もっと書きたかった。来年に持ち越しです。


「しょうがの味は熱い」について - 白鳥のめがね
自分の読書経験を過不足なく描写できたので、自分としてはちょっと気に入っています。「文学的自意識」といったあたりの話はもっと突っ込みようがあるかも。


『劇場の廊下で』 - 白鳥のめがね
津野海太郎の『門の向こうの劇場』をあとで読んで、時代とドラマってことで同時代を生きてたんだなと思いました。そのこともいずれ書きたい。


世界のナベアツのアホになる3について(1) - 白鳥のめがね
いつもホットな話題に遅れて反応する私。考えるスピードが遅いんだろう。「ナベアツの3」にはだいぶ飽きてきましたが、お正月のお笑い番組で乱発されるであろうとき、思い出したいテーマ。この続きはなかなか書けそうにない。


斉藤斎藤の『今だから、宅間守』を読むシリーズ
日本語が亡びるとき』とか『沈黙のトークショー』の話題におされて中断してますが、続きをゆっくり書いていきたい。


あと、これは自分が書いたエントリーではないですが
本番と練習と現実と虚構 | こどものもうそうblog
米光さんにいただいた返答。

ぼくと他者との間にあるものを、賭けてやっているのだ。奪いあうのではなく。
障害は、ぼくにあるのではない。相手にあるのではない。ぼくと相手の間にある。それを顕在化させるためにルールが必要で、それによってジレンマが炙り出され、それを乗り越えるためにインタラクションが必要なのだ。

この先をどう考えるか。


2008年は、なんだか「はてダ」再デビューを目指した一年だったな。
来年は「はてな村勢力地図」に領地を持ちたいものです(獏)。