『沈黙のトークショー』にちなんで

モーリス・ドニ バッカス祭 | REMOVE

プレイとか本番とか言うと、ついエロいことを考えてしまいますが。沈黙のトークショーを聞いてあれこれ思ったことを書いてみる(結論なし)。

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=687
宮台さんが言っている「感情の豊かな波に現れる関係」というのが、祭りとは違う、時期に限定されない関係として語られていることっていろいろ興味深くって、出会い系とかって、ルソーの『演劇について』に出てくる「演劇にかわるべき市民にふさわしい催し」っていう話と表裏一体な気がするんですよね。

演劇について―ダランベールへの手紙 (岩波文庫)

演劇について―ダランベールへの手紙 (岩波文庫)

あと、ルソー+演劇で検索したら、こんな本が出てきて、気になったのでメモ。

ルソーの時―インタラクティヴィティの美学

ルソーの時―インタラクティヴィティの美学

あと、『千のプラトー』で Corps sans OrgansについてスピノザとSMの話しているところとかが何かと気になる。それから、エレウシスの秘儀とか、バッカス祭とか、歌垣とかいったことがらがいろいろ気になる。

エレウシス - Wikipedia
nletter-2002
葡萄酒の神 ディオニュソス、バッカス神話

歌垣 - Wikipedia

ゲームとかアートとかが現実に対して持っている「一歩引いている」感じ。きっと、それは言葉が何かを描けるってこと自体が本質的に虚実の手前の領域において成り立っているからではないかとか、そういうことを漠然と思わなくも無い。そのあたりで、福田定良の本のことを思い出したりする。読み直してみようかな。

落語としての哲学 (教養選書)

落語としての哲学 (教養選書)