『経産省の山田課長補佐 ただいま育休中』(ver.2)
- 作者: 山田正人
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
- クリック: 67回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
国としては父親の育児参加を推進しようという建前なんだろうけど、霞ヶ関でも育休で1年も休んでは出世に響くと思われるよう。
周囲の無理解と戦い、女性ばかりの子育ての現場に乗り込みつつ、子どもとの交流に他に変えがたい喜びを見出していくという話。誕生から離乳食とか健康診断とか様々な課題に、戸惑いながらもビジネスライクに対応していく様子が楽しい。
仕事や育児や夫婦関係でぶつかりがちないろいろなトラブルに取り組むためのヒントが満載という感じで、子どもができたりしたら読み直したい。ポップなイラストもあってフレンドリーな感じ。
(付記)
大事なところを書き落としてた気がするので補足。
育児と職場の役割を妻と交換して山田さんが気が付くことがいくつかあって、例えば、育児の大変さをわかっていなかった、とか、女性っぽさと思っていたことが、役割や状況によるものであったことを理解した、という風に書いている。
あと、官僚っていっても人間だし一般市民なんだなってことがあらためてよくわかる本でもあります。