BIMO DANCE THEATER ファタモルガナ

ダンスがみたいの企画。8/7 5時からの回を見る。

最初に上演されたゆっくりとした動きのある作品(Mitos)で、三人の男性パフォーマーが息を低く持続させるように腰を落としてなだらかに動いていく、そこで鍛えらて厚い筋肉がなめらかに動いていく様子が深く印象に残った(上半身裸で、肉体の動きがダイレクトに見える)。

コラボレーションは、和栗さんが関わったものであるようだ。十分に練り上げないものを舞台に乗せてしまうのは和栗さんがよくやることらしくて、ちょっとワークショップしただけの人とか舞台にあげてしまうことがあって、そういう公演を見たことがある。このコラボレーションも、そんな感じで見た目は作品としての体裁が整えられたものが、手際よく作られてしまっているようだ。公演後の話によると、数十分の打ち合わせでできてしまったものだとか。むしろ、互いの身体の把握がいかにすれ違い齟齬しあうものかが明らかになるような場面が舞台に提示されたら良かったのにと思う。

曽我さんに師事したっていうインドネシアの照明家さんとかアフタートークに出ていて、そういう舞台技術の交流があったりするのだなあということを直接知りえただけでも有意義ではあった。通訳の女性が素敵だった。