グッゲンハイム美術館展に行ってきた

メルロー・ポンティのセザンヌ論を読むゼミの先生が繰り返し話題にしていたので、見に行ってみた。印象派からポップアートまでの主要な画家のを並べましたという感じで、そんなに派手な作品は無かったけれど、さすがに粒ぞろいで、近代から現代までの流れを一通りたどれるという感じだった。ここ10年ばかりの間に見たいろいろな展示のことを思い出す。

モンドリアンが花を描いた作品が好きなので、一点だったけど、紫陽花の絵を見られて良かった。
ボナールファンとしても、ソロモン・R・グッゲンハイムが私室に掲げてたって作品を見られたのはうれしい(あれ、どっかで見てたかもしれないけど)。
トゥオンブリーって見たこと無かったのだけど、一点あって、みられて良かった。
ミロの大きな作品を見るのも久しぶりでうれしい。でも、帰ったあと覚えているのは小さな作品の印象の方なのだった。あんまり大きな画面は、ひとつの像として記憶されないのかもしれない。

2001年7月、ニューヨークに旅行したとき、MoMAやメトロポリタンミュージアム、PS1とかには行ったけれど、グッゲンハイム美術館には行かなかった。ぐるぐる螺旋を回りながら見たら、また違う感慨があるのだろうか。