ローザス、レインを見る

さいたま芸術劇場。

ドラミングよりは、音楽とダンス、舞台構成とがマッチしていたと思う。スティーライヒっていっても、ドラミングと違ってこっちの曲は6/8拍子みたいなコンスタントなリズムがあって、メロディみたいな構造のメリハリもあるしね。

きれいで、ダンス的な魅力に溢れている作品だったけど、きれいなだけだったよなあ、という所。モダンダンス的伝統の、もっとも現代的に洗練されたもの、という風には言えるのだろうけど。

(初出「些末事研究」/2010年3月11日再掲)