CET08にふらりと

上司にこってりしぼられて夜も遅くなり、新商品でも食べて帰ろうかとふらふら会社の近くのマックに向かってあるいていたら、古いビルの一階になんだかすこし違った気配を感じて見てみると「文化系フリマ」とか書いてあって、なにやら心引かれるものがあり、中に足を踏み入れてみると仲俣暁生さんが棚を出していたのでそこに売られていたほんの表紙に目を通して『毒身』と『東西文学論|日本の現代文学』と仲俣さんの作家論一冊を手にとってレジに向かうと地下でも展示してますと案内されて、階段をおりていくと地下室の壁中にあれこれ文字が貼り付けてあって、作家がそこに住み込んでインスタレーションしているのだと関西からきた作家の説明をうけて、あれこれ質問してみると、これが大きな企画の一環なのだと知った。会社帰りに、学生のころギャラリーにふらふらと足を踏み入れていたころの幸福感と高揚感がよみがえる。
http://www.centraleasttokyo.com/08/index02.html
会社の近くの廃墟のようなビルの中を上っていって、あれこれ展示をみて回った。港千尋さんの写真とかもあり、屋上まで上がった。

タブロイド版のフリーペーパーといったおもむきの案内冊子を持って帰った。こんな企画が数年前からあったとは(ポタライブだの金沢アートプラットフォームだのにうつつをぬかしていた私としては)うかつにも知らないままだった。そこにエトワール海渡が広告を出していて、地元感ありつつ、まっとうにターゲットにリーチしている広告で、今の仕事がらみで自分は担当ではないけどエトワール海渡に行ったこともあった私としては、特別の感慨があった。