「地獄温泉」はいかなる意味でポタライブなのか

ミラクル☆パッションズ「地獄温泉」出演者追加決定! - ポタライブ
ポタライブの一環として開かれた、ゆるゆるでチープでキッチュなテーマパークもどき「地獄温泉」はいかなる意味でポタライブだったのか。

岸井さんインタビュー/ブレイクしないポタライブ - 白鳥のめがね

船橋の公園で、市民のお祭りの一環として、開催されたイベントみたいな感じ。でもちょっと不穏。
「potalives R. The last three works@船橋」、開催のお知らせ UPDATE!: コミュニティアートのページ 特活法人 コミュニティアート・ふなばし

鬼に扮装した役者がうろうろしている様子はなんかまるで、地元の不良少年たちがたむろしているみたいで、何かセキュリティー対策したくなるような気配。

地元商店会のひとたちは「何をやってるんだかよくわからないなあ」という風に公園の一角を囲い込んだ「地獄温泉」の中を覗き込んでいたりする。公園の前半分にあるステージでは、バンド演奏があったりとか。

まあ、そんなに面白い何かというわけでもなく、ちょっとした冗談というか、軽いコントとか、ちょっと強烈な客いじりとかがあるアトラクションみたいなゆるい出し物に過ぎない。

でも、質はともあれアートとしか言いようの無いような思いつきや逸脱が、商店会の企画の隣に何でだかあって、不穏な空気をそれとなくかもし出している様子とか、怪訝に覗き込む地元のひとや、よろこんで地獄温泉に漬かっている子供を見守って微笑むおばさんとか、そんな公園のすべてが、演劇として成り立っていたとすれば、それはまぎれもなくポタライブの目指すところなのにちがいないと思って帰ってきた。

「ハマニ イルマニ」もすっごく楽しみにして予約取れてよかったと思っていたら天候不順で中止になってしまい、日曜は仕事で見られず、ここまでがっかりするかというくらいがっかりした(かわりにかもされた上野の森にいった)。