選挙の後

選挙の前日に次のようなことを書き込んでました。

今回の衆院選郵政民営化というポイントについては、そんなに勉強したわけでもないけれど、結局のところ利益を確保できる人が郵政関係の人からそうじゃない人に移るだけのことなんじゃないのかなあと思う。そういう変化が全体としてどういう風に社会を変えていくのかはよくわからないけれど、一長一短というところなんだろう。

個人的には、今のところ、イラクから自衛隊を引き上げると言っている民主党に一票入れたいと考えている(投票所に行くまでに急に考えが変わるかもしれないけど)。

イラク派兵そのものの是非は別として、自衛隊を引き上げたときに、とりわけアメリカとの関係がどのように推移するのかを経験することは、これからの日本がどのように振舞うべきかについていろいろ教訓を与えてくれるだろうし、そういう移り変わりを国民の多くが目の当たりにしておくことは、少なくともこのままずるずるうやむやになるよりは、有意義なことだろうと思う。

最高裁関連のことは、チラッとテレビで見たくらいで、もう少し考えを持って×をつけられる程度に予習する暇があるかどうか・・・・。

とりあえず、
http://homepage2.nifty.com/misoshiru/mg/judgedata.htm
くらいは見ておこうかな。

自民圧勝という予想を聞いてこんなことでも書いておきたくなったのだった*1

予想どうりの結果になってみて思ったことはいくつかある。

まず、僕は常々、護憲派の人たちが、憲法改正手続きを定める法案から阻止すべきだと言っているのを批判的に見ていたのだけど*2、ともかく護憲派の人たちが何を恐れているのか、気持ちとしてはわかると思った。

あと、選挙当日のテレビで、亀井静香が、「天皇制を認めないような候補者(ホリエモンのこと)を推していいんですか?」とか、ぼろぼろに疲れている様子でまくしたてていたのを見て、案外自分が生きている間に、あっさり天皇制が無くなるということもありえるかもしれない、と思った。宮内庁民営化、とか。まあ、無責任に、そう思ったというだけの話だけど。

それから、今日のニュースを聞いていて、小泉政権が続いた場合でも、自衛隊イラクから引き上げるという選択がなされる可能性が無いわけではないことを、あまりちゃんと考えてなかったことを反省した。

とりあえず、選挙関連で見たページをここにリンクして行こうかと思う。


http://d.hatena.ne.jp/NakanishiB/20050913#1126552205
「この本を読んで出直せ!」とおっしゃっているので、出直したいところです。


『キケンの水位』の奥村晃作氏が選挙について何かおっしゃっているかと思って見てみた。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kosakuok/nisi.html

2005/9/11(日) 曇時々晴のち雨

2001・9・11 米国に於ける同時多発テロ

その四年後の

2005・9・11 衆議院議員総選挙

さすが歌人、というべきか。

3
チェルフィッチュの岡田さんが、選挙の結果を受けて、オルタナティブを標榜することは無効じゃないかと考えた、ということを書いている。
http://chelfitsch.exblog.jp/d2005-09-14
小泉圧勝に関する話としてはわかるけど、演劇界に当てはめたときに小泉に相当するのが誰(あるいはどのへん)なのか・・・・。まあでも、そういう発想してしまうのが下世話すぎるか。それに、これはこの先の当てはまり続ける話でもあるだろうし。

4
選挙結果総括リンク
http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20050914#p1
まだリンク先見てませんが・・・・
成城トランスカレッジの総括、かなり詳細。読み応えあり(というか、そこからトラックバックたどって上に行った)。

*1:あれは、遡及的祈りとかいうものに近い心情だったのかもしれない。ああいう書き方はあまり賢い振る舞いではないかもしれないけれど、ああいう風に書いたことは自分にいろいろ跳ね返ってくるわけで、私のように怠惰な人間にとってはそういう跳ね返りを糧にでもしないと政治のことなんかあまり考えたりできないようだ。

*2:憲法は常に改正できるところで、国民によって主体的に選びなおされ続けるべきものではないかという風に思う。まあ、そういう原理的な主張が成り立ち得ない状況なのだ、と言われれば、確かにそうなのだろう。