劇場に足をはこぶ義務

ゴーリーの処女作The Unstrung Harp(邦題は『弦のないハープ』だったかな)を読んでいると、cultural and civic dutyを感じて(あと、小説の種もひろえるかもと思って)主人公たる作家が芝居を見に劇場に向かう、という描写がある。結局、書きかけの小説が気になって、筋が追えなかったというオチなんだけど。

義務感から劇場に向かうという場合が、たしかにある。見ておかなければならない舞台だ、というような。

そういう義務感から自由に、劇場に足を運びたいものだ。単純な、見たいという欲求によって、劇場に足を運びたいものだ、と思う。